ご家族が亡くなってから一年を迎えるころ、「一周忌では何をすればよいのだろう」「どこまで準備すればよいのだろう」と迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一周忌は、故人を偲び、ご家族やご親族があらためて手を合わせる節目です。この記事では、一周忌の基本的な意味や時期、準備すること、当日の一般的な流れを分かりやすくご紹介します。
一周忌とは
一周忌とは、故人が亡くなってから満一年の命日を目安に行う法要です。命日当日に行うのが難しい場合は、ご家族や参列者が集まりやすいよう、命日より前の土日などに行うこともあります。
一周忌を行う時期
日程に厳密な決まりがあるわけではありませんが、命日を過ぎない日を選ぶのが一般的です。菩提寺がある場合は、早めに日程の相談することをおすすめします。
三回忌との数え方の違い
一周忌は亡くなってから満一年、三回忌は満二年にあたる法要です。三回忌は、亡くなった日を一回目として数えるため「三回忌」と呼ばれます。
一周忌では何をする?
一般的な一周忌では、僧侶による読経、参列者の焼香、お墓参りなどを行います。法要後に、ご家族やご親族で会食の席を設ける場合もあります。
ただし、すべてを同じ形で行う必要はありません。自宅や寺院、法要会館など、会場によっても流れは変わります。家族だけで静かに手を合わせたり、お墓参りと会食を中心にしたりするなど、規模や内容はそれぞれの事情に合わせて考えられます。
一周忌を行うか迷っている場合は
一周忌をどのように迎えるかは、ご家族の考え方や菩提寺との関係などによって異なります。
公益財団法人全日本仏教会と大和証券株式会社が行った2022年度の全国調査では、家族の一周忌を「少なくとも実施しておくべき」と考える人は48.5%でした。一周忌を大切な節目と考える人がいる一方で、すべての家庭が同じ形で法要を行っているわけではないことがうかがえます。
僧侶を招いて法要を営むほか、ご家族だけでお墓参りをしたり、故人を偲んで食事をしたりする方法もあります。ご家族やご親族で話し合い、それぞれに合った形を考えるとよいでしょう。菩提寺がある場合は、事前に相談しておくと安心です。
一周忌に向けて準備すること
日程・会場・僧侶への依頼
まずは日程を決め、菩提寺や依頼する僧侶へ連絡します。寺院以外で行う場合は、自宅、法要会館、会食会場などから人数に合った場所を選びます。希望日が土日や祝日の場合は予約が重なることもあるため、早めに相談するとよいでしょう。
参列者への案内と会食などの手配
招く方の範囲を家族で相談し、日程と会場が決まったら参列者へ案内します。あわせて、会食の有無、返礼品やお供え物など、必要なものを整理します。
家族だけで行う場合も、親族にはあらかじめ意向を伝えておくと、行き違いを防ぎやすくなります。宗派や寺院によって準備するものが異なることがあるため、不明な点は菩提寺や僧侶へ確認しましょう。
一周忌当日の一般的な流れ
一周忌当日は、一般的に次のような流れで進みます。
- 施主とご家族が集合し、参列者を迎える
- 僧侶による読経と参列者の焼香
- 僧侶による法話
- お墓参り
- 施主の挨拶と会食
会場やお墓の場所によって順番は変わります。会食を行わず、返礼品を渡して終了する場合もあります。事前に僧侶や会場の担当者と流れを確認しておくと、当日も落ち着いて進められます。
まとめ|家族に合った形で一周忌を迎えましょう
一周忌は、故人が亡くなってから満一年の節目に行う法要です。僧侶を招く法要やお墓参り、会食などが一般的ですが、規模や内容はご家族によって異なります。
大切なのは、ご家族やご親族が納得できる形で故人を偲ぶことです。無理に形式をそろえようとせず、菩提寺とも相談しながら、それぞれの家族に合った迎え方を考えてみてはいかがでしょうか。

