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ドライアイスってなに? 葬儀で使う理由とその役割

こんにちは。今回は、あまり日常では意識することのない「ドライアイス」についてのお話です。
スーパーでアイスを買ったときに付けてもらった記憶がある方もいらっしゃるかもしれませんね。
ところが近年、このドライアイスが少しずつ手に入りにくくなってきているのをご存じでしょうか?

目次

もらえなくなった? スーパーでの変化

数年前から、ドライアイスの価格が上がりはじめ、スーパーなどでは無料での配布をやめるお店が増えています。
その背景には、ドライアイスの原料となる二酸化炭素の供給量が世界的に減少していることや、エネルギー価格の上昇など、さまざまな要因があります。

実は、葬儀の現場ではとても大切な存在です

そんなドライアイスですが、私たち葬儀社にとってはなくてはならない大切なものです。
ご葬儀までの数日間、ご安置されたご遺体の状態を保つために、冷却処置が必要になります。
その役割を果たしてくれるのが、ドライアイスです。
想親メモリアルでは、必要なドライアイスを安心してお届けできるよう、信頼できる業者さまと連携しながら日々手配を行っています。

ドライアイスってどんなもの?

ドライアイスは、約マイナス79度という非常に低い温度の白いかたまりで、手を近づけると煙のような蒸気が出るのが特徴です。
その正体は、二酸化炭素をギュッと冷やして固めたもの。
普通の氷のように溶けて水になることはなく、時間がたつと自然に気体になって空気中に消えていきます。
この特性を活かして、ものを冷やしたり涼しい状態を保ちたいときに活躍するのです。

葬儀では、どのように使うの?

葬儀の現場では、ご安置の際にドライアイスをお体の中心やお顔の近くにやさしく配置して、できるだけ穏やかな状態を保ちます。
量は1回で10〜15kgほどを使用し、室温やお体の状況を確認しながら新しいものへ交換します。
納棺されている状態や、冷蔵安置されているご遺体へは毎日の交換の必要がない場合もあります。
ご自宅に安置する場合は、スタッフが毎日訪問して、交換や状態の確認を行いますのでご安心ください。

まとめ

最近ではスーパーなどでも見かけなくなってきたドライアイス。
でも、葬儀の場面では今も変わらず、大切な方との最期の時間を支える存在として使われています。
想親メモリアルでは、必要なものをきちんと準備し、落ち着いてお見送りができるようサポートしております。
次回の後編では、このドライアイスを「安全に使うためのちょっとした注意点」をご紹介します。

ドライアイス
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